
本日は、東京都江戸川区葛西にある、
地下鉄博物館(ちかはく)
をご紹介します。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も明け、
そろそろお子さんを連れてお出かけを~、なんてお考えのパパさん・ママさんにはもってこいのお出かけスポットです。
もう近所の公園ばかりで飽き飽きしていたお子様も、存分に楽しめること間違いなし。
私も、以前から博物館の存在は知ってはいましたが、電車に興味がなかったため、訪れる機会がありませんでした。
しかし、3歳になる我が子に『ちかてつのふしぎ』という絵本を読んでいたら、

絵本の中に、

という、紹介文があり、
シミュレーターやりたいッ!という気持ちが高まり、
試しに連れて行ったら子供は大喜び!
かくいう私も、恥ずかしながら子供の世話を忘れて大興奮!
そんな地下鉄博物館の魅力をたっぷりとご紹介したいと思います。
地下鉄博物館へのアクセス
先ずは地下鉄博物館へのアクセスを確認しておきましょう。

住所は、
東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
になります。
東京メトロ東西線の葛西駅からは目と鼻の先。
駅から徒歩3~5分で到着します。
電車で行く場合
電車で行く場合は、東京メトロ東西線葛西駅をご利用ください。
※快速は葛西駅に止まりませんので、ご注意ください。

西葛西・日本橋・中野方面行きのホームに降りた場合は、降りたホームの後ろ(西船橋方面側)に改札があるので、その改札から出ましょう。
ホームからおよそ3分で到着します。
浦安・西船橋方面行きのホームに降りた場合は、改札は一か所しかありませんので、その改札を出て、環七通りの信号を渡って到着。
時間にしておよそ5分ほどです。
車で行く場合
車で行く場合は、台数は少ないですが、無料駐車場がありますので、そちらをご利用下さい。
駐車場から地下鉄博物館までは、徒歩7~10分ほど。
住所はありませんが、カーナビに入れるときは、
東京都江戸川区東葛西6丁目21
と入れれば、付近まで行く事が出来ます。
あとは、下記の案内図のように進めば到着です。

駐車台数は15~20台ほど。
土・日・祝日の11時くらいにはほぼ満車になります。
ただし、11時過ぎには、10時に入ったお客さんが出ていくこともあるので、入れ違いでタイミングよく入ることができることもあります。

土・日・祝日は、駐車場の入り口で、受付のおじさんから、駐車券の引換券を受け取ります。

これを、地下鉄博物館の受付のお姉さんに渡すと、駐車券と引き換えてくれます。

駐車場を出るときに、受付のおじさんに駐車券を渡しましょう。
これで、晴れて駐車料が無料となります。
駐車場の利用時間は10時~17時10分です。
地下鉄博物館の中を探索
地下鉄博物館の中は、東西線の高架下に沿って横に長い形状になっています。

想像していたよりも広く、様々な展示物や施設があります。
以下、館内の主な展示物をご紹介していきましょう。
エントランス
建物に入ってすぐ、はじめに券売機で入館券を購入します。

◆入館料◆
大人:220円
こども(満4歳~中学生まで):100円
※4歳未満は無料です。
我が子は3歳のため入場料無料!
ありがたや~。
入館する前に、本日の催し物を確認して、

いざ入館!

入館券は、切符形式。
入口が改札になっていて、テンションが上がります!

最近は、ほとんどICカードで済ませてしまうため、切符投入が新鮮でした。

入場すると、営団地下鉄時代の券売機が展示されていて、なんだかなつかしい気持ちに・・・。
銀座線・丸ノ内線の車両展示
入場するとまずは地下鉄の歴史コーナーがあり、
銀座線と丸ノ内線の車両展示があります。
こちらは、丸ノ内線301号車。

丸ノ内線の車両は、車内を見学することができます。


音声による解説もあったりで、とても勉強になります。

続いてこちらが、銀座線。
日本初の地下鉄車両1001号車で、重要文化財に指定さてれおります。

銀座線は、重要文化財のため、車内には入れませんが、
ディスプレイで当時の様子が表現されており、外からその様子を見学することが出来ます。




地下鉄の歴史コーナーにはその他にも、
地下鉄開業から延伸までの系譜図があったり、



むかしの東海道線や山手線の模型がディスプレイされていたりで、大人もついつい見入ってしまいます。

シールドマシンのカッターディスク
歴史コーナーを過ぎると、今度は地下鉄の作り方を紹介するコーナーに入ります。
一番の見ものは、トンネルを掘る機械(シールドマシン)の展示です。

シールドマシンの先端部分(実際に掘削を行う部分)である、カッターディスクが展示されていて、その大きさに圧倒されます。
その他、シールドマシンの全体模型や、

掘削方法の手順なども、模型を使って解説されています。

要所要所に解説ボタンがあり、押すと説明の音声が流れる仕組みになっています。
我が子はひたすらボタンを押し、親がその説明を聞くというスタイルになりました。
このコーナーで、親子でハマったのが、JR御茶ノ水駅付近の断面模型です。

通常時は、JR御茶ノ水駅から見える何気ない風景ですが、
模型の手間のボタンを押すと・・・

模型の奥側がせり上がり、断面図が現れます!
我が子は、このせり上がりが楽しかったらしく、ひたすらボタンを押しておりました。
パンタグラフの出し入れ
地下鉄の作り方を学んだあとは、電車の仕組みや、地下鉄の整備・運営について学ぶコーナーがあります。
ココで一番はまったのは、パンタグラフの出し入れです。

折りたたまれた状態のパンタグラフが、手前のボタンを押すと、

ガッコン!と音を立てて、ダブルアームのパンタグラフが出現します。
開くときの音がなんとも言えない感覚で、ついつい何度も押してしまいました。
その他、総合指令所の指令体験ができるコーナーがあったり、

(3歳の子に指令所の仕組みを理解するのは、ちょっと難しかった・・・)

実際のトンネルの大きさを、線路に降りた高さから体感してみたり、



2017年に惜しまれつつ引退した、銀座線01系車両の先頭部分の展示があったりで、


(残念ながら、感染症対策の影響で、運転席への立ち入りは禁止されていました。)

子供のみならず、大人もしっかり、見て聞いて、地下鉄のことを楽しく知ることができる内容となっていました。
地下鉄シミュレーター
地下鉄博物館の一番奥は、お待ちかねのシミュレーター等がある、プレイランドコーナーになっております。
千代田線のシミュレーター
まずは当館、一番の人気者、千代田線をリアルに再現したシミュレーターです。

千代田線の走行時の画像・音・揺れをリアルに再現したシミュレーターです。
特に揺れの再現は驚くほどリアルで、車体ごとグラグラと揺れます!
一駅区間を運転したら終了となりますので、一回の所要時間は3分程度です。
次に誰も待っていなければ、何回でもチャレンジできます。
係りのおじさん曰く、この設備のお値段は、なんと1億8,000万円とのこと。
(本当かどうかは分かりませんが・・・)

ただし、こちらはいくつか注意点がありまして、

運転する方には年齢制限があり、小学生以上からとなっています。
残念ながら、3歳の我が子は運転できませんでしたが、
ママの運転する千代田線に、同乗させてもらい、リアルな揺れを体験できご満悦でした。

運転の仕方は、係りのおじさんが親切に教えてくれます。
スピードの調節の仕方や、ブレーキのポイントなど詳しく教えてくれ、とても勉強になりました。
運転に慣れたら、サポートなしで一人で運転することもできます。
他の子どもたちが一人でスイスイ運転している姿を見て関心してしまいました。
それから、運転画面の動画撮影は禁止です。
静止画の撮影はOKです。
その他のシミュレーター
千代田線のシミュレーター以外に、簡易な設備のシミュレーターが3台あります。

簡易といっても、画像・音・運転席の設備は千代田線と全く同じで、唯一の違いは、揺れないことぐらいです。
しかも、こちらのシミュレーターには年齢制限はありませんので、小学生未満のお子様でも、一人で運転することが可能です!
(こちらも動画の撮影はNG。静止画の撮影はOKです。)
運転できる路線は日替わりなので、どの路線を運転できるかは、行ってからのお楽しみとなります。
さらに、3台それぞれコントローラーの形式が違うので、運転する楽しみが倍増です。

我が子は、一番のお気に入り、銀座線の運転にチャレンジ。
(こ、こいつ動くぞ・・・!って感じで運転してました。)

3歳にして、早くも一人で銀座線を駆っていますw
3台どれに乗っても、係りのおじさんが親切にサポートしてくれますので、どんな年齢の方でも安心して楽しむことができます。
シミュレーターは非常に人気の施設であるため、時間によっては、結構な待ち時間になります。
館内自体、ある程度の入場制限をしていますので、大行列になることはありませんが、もし空いていれば、他の施設の見物より優先して何度も運転してしまうのも手だと思います。


メトロパノラマ(ジオラマ)
プレイランドコーナーのもう一つの目玉が、メトロパノラマというジオラマです。


手元のスイッチで、お気に入りのメトロの模型電車を運転できるという、魅惑のジオラマなのですが・・・

残念ながら、伺った日は、感染症対策の影響で休止となっておりました。
再開したら、また運転しに来たいと思います。

もう少し規模の小さいジオラマもあります。
(が、こちらも休止中。残念・・・)
ミュージアムショップ(お土産コーナー)
出口付近には、様々な地下鉄グッズが買えるショップがあります。

ココでしか買えないグッズもありますので、帰りがけに寄ってみるといいでしょう。
ただし、これからも頻繁にお世話になる我が家は、ココはスルーしました。
来るたびに、あれ買って、これ買ってと言われると困ってしまいますので・・・w
まとめ
当初、訪れる前は、高架下の施設という事で、狭くてそんなに見る物もないんだろうな・・・と見くびっていました。
しかし、実際に訪れてみると、館内は思った以上に広く、見どころ満載で、子供を差しおいて、大の大人が興奮してしまった始末。
いや~、どうせ子供向けの施設だろう、と完全にあなどっていました。
地下鉄博物館は、電車好きならずとも一度は訪れてみる価値のある施設だと、改めて感じました。
館内はとてもキレイで、ベビーカー置き場があったり、幼児用のトイレがあったり、休憩室があったりと、子供目線で設計されているため、お子様連れでも非常に見学しやすいです。
初めての訪問では、10時から入館し、1間半~2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
メトロパノラマが休止中だったので、もしそれが稼働していれば、もっと見学時間が必要だったかも。
一度の見学でフルに見ようとすると、時間的にも体力的にもちょっと厳しいので、数回に分けて来館すると良いかもしれません。
幸いにも入館料はとてもお安いので何度来ても家計に優しいですし、パパ一人での子守りにももってこいの場所です。
子どもにとってのヒーロー的な電車と言えば、新幹線ですが、
この地下鉄博物館のシミュレーターを運転した後は、我が子のヒーローは、すっかり東京メトロになってしまいました。

マスコンでのプラレール操作により熱が入り、新幹線はやぶさを差し置いて、東京メトロ日比谷線を運転するようになった我が子であります。
地下鉄博物館に行く前に、お子様に読み聞かせたい絵本2冊もご紹介しておきます。
上記で出てきた『ちかてつのふしぎ』です。
地下鉄博物館に帰ってきてから読むと、子供の食いつきが断然変わります。
地下鉄博物館に行く前と後で、子供の変化が味わえる楽しい一冊です。
それから、もう一冊は、『地下鉄のぎんちゃん』です。
絵本の中には、銀座線新型1000系と、旧型01系が登場します。
この絵本を読むたびに、我が子は01系に乗りたいと言っていたのですが、すでに引退してしまっていたため、願いは叶いませんでした。
しかし、地下鉄博物館に行き、01系の先頭車両に出会い大興奮。
実車には乗れないけれど、念願の銀座線01系に出会えて大変満足しておりました。
旧型の1000系、旧型の01系を見て「ぎんちゃん!ぎんちゃん!」と興奮するお子様が見られること間違いなしの一冊です。
地下鉄博物館の営業時間
住所:東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
営業時間:午前10時~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日となる場合、その翌日)
年末年始(12月30日~1月3日)
電話:03-3878-5011
入館料:
おとな:220円
こども:100円(満4歳以上中学生まで)
団体:20人以上
おとな 160円
こども 80円(満3歳以上)
駐車場:あり(カーナビ設定住所:東京都江戸川区東葛西6丁目21)
ホームページ:https://www.chikahaku.jp/