
JR神田駅から徒歩1分のところに、ランチ時にはいつも行列をなしているうなぎ屋さん「うな正(うなしょう)」があります。
私はずっと店名を「うなまさ」と思っていたのですが、正しくは「うなしょう」でした。
よく調べてみると、美味しい国産のうなぎをお手軽に食べられるお店としてとても有名なお店だそうです。
たまたま前を通りかかったら、さほど列が長くなかったので思い切って訪問してみました。

ここ最近は、うなぎの価格が高騰し過ぎて、食卓はもってのほか、外食でも口にする機会がめっぽう減りました。
そんな中、静岡県直送の国産うなぎをリーズナブルにいただけるお店があると聞き、いてもたってもいられなくなりました。
店の外まで香ばしいにほひが立ち込めて、自然と気持ちが高まります。
そんな高まる気持ちを落ち着けながら、初探訪となりました。
初回訪問時に食べたもの:うな丼
お値段:990円(税込)
訪問時間:平日の正午
待ち時間:5分
お店の混雑状況や雰囲気
ランチタイムは、結構並んでいるのですが、並んでみると結構回転が早いので、そんなに待たずに入店できました。
お店に到着して、もし列が無ければ、とりあえず戸をくぐり、中の店員さんとコンタクトを試みましょう。
席が空いていれば、すぐに案内されます。
空いていなければ、店内又は店外で待機となります。
待っている間に、注文を聞かれるので、あらかじめ何を頼むか決めておいた方がいいですね。
2019年の後半に改装したとのことですが、店内はかなり狭いです。
旦那衆は、脇を締めて、ご飯を食べる習慣が無いので、だいたい互いの肘がぶつかります。
特に冬は着込んでいるので、なおさら。
その辺は、お互いに気を付けながら、譲り合いの精神でいただきましょう。
訪問されるお客さんの男女比ですが、9割方が男性です。
女性おひとり様でも入れなくはありませんが、多少勇気が必要かもしれません。
うな正のメニュー
店内で食べる場合のメニューとテイクアウトのメニューで分かれていました。
テイクアウトの方が店内で食べるより少しお安くなっています。
店内のメニュー
うな丼:990円
うな丼ダブル:1,880円
うな重(梅):1,370円
うな重(竹):2,080円
うな重(松):2,580円
うなぎ茶づけ:1,300円
特上:3,100円
※価格は全て消費税10%込みです。
うな丼・うな重のラインナップは上記の通り。
基本的にはうなぎの量で値段が上がっていくシステムですので、自分のお腹とお財布に相談しながら決めましょう。
うな丼と・うな重にはお新香とお吸い物が付いています。(お代わり可。)
お茶づけには、お新香とわさびが付いています。
特上は、蒲焼き・肝吸い・ご飯・お新香のセットで、ご飯がお代わり可となっています。
うな丼ダブルは、お店のおススメらしく、テレビ番組の「アド街ック天国」でも紹介されたそうです。
その他のサイドメニューは以下の通り。

テイクアウトのメニュー
テイクアウトの時は、外のカウンターでの注文となります。
うな丼:980円
うな丼ダブル:1,850円
うな重(梅):1,350円
うな重(松):2,550円
ライスの大盛りは100円追加となりますが、学生さんの場合は無料となりますので、学生証必携で訪問しましょう。
うな正で食べたものをレビュー
うな丼
初回訪問時は、通常のうな丼をオーダーしました。
席に着いて注文を済ませると、
まず、お茶とお新香とお吸い物(肝吸いではない。)がセットされます。


そして、これらに手をつけようとする前に、うな丼到着!

うな丼 990円(税込) です。
オーダーしてから、3分もたたずに提供されました。
相当な手際の良さです。
多少並んでいても回転が早いのも納得でした。

ほかほかと熱を感じる丼から、
さっそく、うなぎを一口。
口の中に入れた瞬間、身がほろほろ~と崩れ、とろけていきます。
その瞬間に、うなぎの脂を舌で感じつつ、焼きの香ばしさが鼻の奥を抜けていきますので、
ものすごく悦に浸れます。
味付けが控えめな分、素材の味を存分に楽しむことができる逸品です。
このクオリティで1,000円以下でいただけるとは、企業努力さまさまですね。
一つ気になるのが、ちょっと小骨が大きいこと。
美味しいからと言って、勢いよくがっつくと、容赦なく歯間に突き刺さりますので、ご注意ください。
うな重(梅)
初訪問時のインパクトが忘れられず、
間髪入れずに再訪しました。
今回はお財布と相談して、もう少しだけボリュームを上げ、うな重(梅)をオーダー。
いつものように、お茶とお新香とお吸い物(肝吸いではない。)がセットされ、
待つこと3分。
うな重(梅)1,370円(税込)の到着です!

見てください!

この艶と言い、焼き色と言い、見ているだけで、よだれが出てきますよね。
神田に来てよかった~と思う瞬間です。
味や食感は、うな丼と変わりませんが、ボリュームはアップしています。
以下、お店のホームページからの引用ですが、
当店では柔らかさを引き出す関東風の調理法を施しております。
関東風とは背開きにして、一度白焼きしたものを、蒸してから再び焼く調理法です。
鰻本来の味をご賞味頂くため甘さ控えめの自家製ダレにてご提供しております。
とのこと。
身がほろほろ~と、やわらかくなるのは、蒸し焼きにするためなのでしょう。
そして、確かにタレの味は、薄味でしたがあえての調整なんですね。
自家製ダレがカウンターにセットされていますので、

味が薄いなーと感じる方は、こちらで調整を。
まとめ
国産のうなぎが手ごろな値段で提供できずに廃業されるお店がある中で、1,000円以下でこんなに満足できるうな丼を提供される姿勢に感服しました。
こんなにウマいうなぎが食べられるお店が職場の近くにあったのに、ただ、並んでいるからという理由で敬遠していた自分を責めました。
仮に、並んでいても、店員さんの手際がとても良いので、お客さんの回転がものすごく早い。
みなさん大体ランチタイムは1時間くらいかと思いますが、十分その範囲で、召し上がることが可能です。
私の様に、単に並ぶのがイヤだと思って敬遠されていた方には、是非一度召し上がっていただきたいと思う名店でした。
お金を貯めて、次回訪問時は、お店のおススメ「うな丼ダブル」に挑戦したいと思います。
うな正へのアクセス・営業時間
住所:東京都千代田区内神田3-11-1
営業時間:平日/10:30~14:00、15:00~21:00
土曜/10:30~14:00
定休日:日曜・祝日
電話:03-3256-9288
カード支払:不可
※大変な人気店ですので、営業時間内であっても売り切れにより店じまいしてしまうこともあります。
時間には余裕をもって訪問してください。